個人的に大満足な買い物だったMDR-1RBTですが、一つだけ個人的な不満点がありました。それは、「iPhone2台をマルチポイントできなかった」ことです。iPhone5が脱獄できるようになったため、iPhoneのバッテリーが無くなってももう1台のiPhoneで暇つぶしができるように、今まではアプリや音楽を1台のiPhoneに集約していたものを、iPhone4Sには実質的なiPod touchとして機能してもらうことにしました。そしてiPhone4Sで音楽を聴いているときにiPhone5に電話がかかってきた場合、ヘッドセット側で通話に切り替えてくれるようにマルチポイントを使うつもりでした。しかし、iPhoneを1台接続すると、接続が切れない限りもう1台のiPhoneが接続できない状態になったのです。

このヘッドホンの仕様では、音楽機器と携帯電話を1台ずつ同時接続できるようになっており、それぞれ使用できるプロファイルが異なっています(A2DP(音楽のストリーミング配信プロファイル) / HSP(Bluetoothヘッドセットと通信するプロファイル))。単純に2台の接続を受け入れるというわけではなく、プロファイルによって機器を区別して受け入れるようになっています。iPhoneを1台接続するとA2DPとHSPを1台でつかんでしまうため、他のiPhoneが接続できなくなる状態が発生します。つまり、逆に言えば片方もしくは両方のiPhoneで使用できるプロファイルに制限を加えることができれば、iPhoneが2台であっても問題なく接続できるということになります。しかし、Androidでは使用するプロファイルの変更ができるのかも知れませんが、iPhoneでは現時点でそのような機能は標準では実装されていません。

しかし、困ったときのCydiaです。なにかいい方法をないものかとCydiaで検索していると、いいパッケージを見つけました。それが”Bluetooth Service Manager”です。これをインストールすると、iPhone全体で使うことのできるBluetoothのプロファイルに制限をかけることができます。起動すると5つのプロファイルが一覧で並んでいますが、A2DPとRemote以外のプロファイルはチェックを外します。すると、このiPhoneは音楽用のプロファイルしか使うことができなくなりますので、HSPを別の機器が使えるようになります。そこで普段使っているiPhoneを接続すれば、iPhoneを2台同時に使うことができるようになります。

ただし、やはりHSPを使える機器と優先的に接続するようになっているようで、この方法だと接続の度に手動での接続が必要です。面倒であればメインのiPhoneでもプロファイルを制限してしまうのもありですが、iPhone5で動くかどうかは検証していないので分かりません。

私のようにマニアックな願望を持っていた方は是非試してみてください。いつも通り、自己責任ですけどね。